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恋のプレリュード

女性諸氏、ジョニー・デップです。又、蹴られるでしょうが、B型男の憂鬱です。

  越えなけらばならない山がそこにあった、荒涼と広がる大地の上にだ。数時間前に起こった憂いることだった。初めて彼女に遇ったのもこの場所だドライブでその山を越えるつもりでいた、一台の車がそこに停車していたその側方を通り過ぎようとガスペタル踏み込んだその時、その車の前に一人の女性が現れたその時彼女のスカートがめくりあがった、以前小川ローザのCMにあった場面を彷彿させた。直ぐ路肩に止め駆け寄った、彼女が言った「突然エンジンが止まってしまったの」男はフードを開けた途端異常な熱気、身をかわし彼女に伝える「オバーヒートらしい」と口にする。

セルホーンでAAAメンバーカードから掛けトーイングカーを呼ぶ「後は心配なです」と言いウインシールドワイパーにメモを張り付けた。

さー、僕の車に乗って下さい。マジに彼女の顔を見ると絶世の美人だ。高鳴る胸に言い聞かせるようにハンドルを握る、小さな町に入るカフェに寄って行こうと問い掛ける。すんなりオーケーをだす、カフェは心を和ませ話の先を常に肯定感を待たせるようにするデート場所には格好だ。BGMロバートグラスバーのピアノ演奏が背後から扶助してくれる。一時の空気が花を見るように過ぎた、軽いプレーボーイとしては話の内容そんなものはあるわけがない。只々彼女の話に合図値をうち聞くだけで彼女を酔わせる。そして男の青い目で潤んで見つめればイケメンと思わせられるんだ。それで後のステージが変わる。

甘酢パイ吐息がベットから咽ぶベットが微かにきしむ、蜜日だ何も言うことはない、もしあれば空間の無重力とこの様な事だろう。情事が終わりけだるそうにベット横に’立つその姿、覚める感性が妖精を招くようだ、囀ったとは思えない美体である。

ドアの内側から手を振る、男はコンパーチブル・ムスタングのガスペダルをきつめに踏み込みタイヤをきしませるサウンドを挨拶代わりに残し去って行った。男は言った「束の間の恋は一度だけなんだ」と。