恋仕掛け

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少し間がありました。カリフォルニアにて明るい太陽の日を浴び創作活動に勤しんでいます。長く遠い道を歩いて来ました、船底に吸い付くツボ貝のように体に経験と言う貝が住み着きました。いつの日か銀座の文士が屯するクラブにひっそりと佇む姿を浮かべていますSometime!ヘミングウェイのような小説家が主旨んです。執筆の持ち味は揺れる感情がテーマです。はてなブログさん、書いて欲しい題名をください。

[恋仕掛け」

ある日の午後だった数枚の便箋が郵便受けに入っていた。開くとたどたどしい英文で書かれてあった、年男を掠めたのは数か月前に載せたペンパル欄である、空間を錯綜するケーブル網の中の一つの顔か。明確な挨拶のない英語を習いたいとの文面がそのものであった。時間との設定で易しくはないと伝え、貴方が日本語か英語を選び手紙かメールのどちらかをと書き添えました。高校生の少女と中年の女性からの返信がありました。少女は英語で書いてよこし完璧に近い英語でした。米人でも完璧に書く人は多くは無いのです、語彙を把握し適所に充てると言う事は言う迄もないのです。彼女のメールは新鮮ものでした、平井大君が好きで耳からイヤホンを離さないと言っていました。こう言う事は現代の若者の一般的な兆候と言っても差し支えない程根付いています。家族の写真も見せてもらい、一般的な幸福で平凡な感じはとても心が和みました。彼女自身の写真も現代風にモッタもので可愛かったですね。しかし暫くすると内容に自身以外の影が漂い見えてのです、消えるとか心理的に紛らわしいものとなって来ました。

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